ソフトウェア
概要
コンピュータにおいて、ソフトウェアとは、コンピュータを操作するのに必要なプログラム等を指す。「コンピュータの中身」のイメージである。
目的 †
コンピュータを動かすことが目的である。ハードウェアはあくまで箱で、単体では稼働できない。中身であるソフトウェアが、ハードウェアを稼働させてこそコンピュータが機能している。
簡単な具体例
wordなどのアプリケーションソフトウェアやwindows, mac等のOSがソフトウェアの例である。
分類 †
ソフトウェアの分類は複数ある。コンピュータにおいて基礎的な作業を行っているのかという分類や、システムの形態による分類等である。一般的には、この基礎的な作業を行うソフトウェアか、ユーザーの需要をそのまま満たしてくれるソフトウェアか、という分類わけが多いと思う。
基本ソフトウェア †
メモリの管理やデバイスの管理等、コンピュータの根幹となる作業を行うソフトウェア。広義のOSと言われている。mac OSやwindows等が例である。
ミドルウェア †
基本ソフトウェアよりはユーザーが操作することに重きを置いたソフトウェアである。基本ソフトウェアとアプリの中間なのでミドルソフトウェアと呼ばれている。例えばエクスプローラのようなファイル管理ソフト等がミドルウェアの例として上げられる。
アプリケーションソフトウェア †
いわゆる”アプリ”と言われているモノで、ユーザーが直感的に粉いたい作業を行うのがこのアプロケーションソフトウェアである。ワードやエクセルなど、”文書を作成する”、”表計算を行う”というユーザーの目的のもとに使われるのがアプリケーションソフトウェアである。
ファームウェア †
組込みのシステム(電源を入れた時の動作等)を動作させるソフトウェアである。一般的なソフトウェアよりもハードウェアに近いということでfirm(固い、安定した)という言葉を使ってファームウェアと呼ばれる。ソフトウェアよりも更新される可能性が小さく、安定させる必要があるので分離されている。
また、システムの構成によっては分類わけされるものもある。以下は、クライアントサーバーシステムというシステム構成においてのソフトウェアの分類である。
サーバーソフトウェア †
クライアントソフトウェアからの要求に応じて、何かしらの対応を行うソフトウェア。一般にソフトウェアを使用しているだけでは分かりにくいが、例えばyoutubeの動画を見ることができるのは、youtubeのサーバーソフトウェアが動画を提供してくれているからである。
クライアントソフトウェア †
サーバーソフトウェアに、機能を要求するソフトウェア。現在一般にネットワークを使ったサービスを利用する際、ユーザーはこのクライアントソフトウェアを利用していると考えてよいと思う。(2020年現在)。詳細はクライアントサーバーシステムを参照。youtubeを見るときにはこのクライアントソフトウェアを使って動画を視聴している。
なお、サーバーソフトウェアはミドルウェア、クライアントソフトウェアはアプリケーションソフトウェアに分類されることが一般的である。
スタンドアローンソフトウェア †
クライアントサーバーシステムは、サーバーPC, クライアントPCの通信を前提としていたが、そもそも通信を全く行わなくてもよいソフトウェアも存在する。他のコンピュータと通信をせずとも全ての機能を利用できるソフトウェアはスタンドアローン(stand alone)である、と言われる。
他にも、使い方、特徴によって様々な呼称がある。詳しくはソフトウェアの分類で説明する。
概念としてのソフトウェア †
コンピュータだけでなく、中身という概念でソフトウェアという言葉が用いられることもある。例えば、映画においては、映画の映像自体がソフト(ウェア)で、映画を投影する際に物理的に必要なもの(映写機やフィルムなど)をハード(ウェア)と呼ぶ。
まとめ †
ソフトウェアとは、コンピュータの中身、情報を伝達しながらコンピュータ動かしているプログラムである。
関連する技術 †
クライアントサーバーシステム
P2Pシステム
ホスト/ターミナルシステム
クラウド
参考 †
https://www.britannica.com/technology/software
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