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言語プロセッサ

Last-modified: 2021-04-10 (土) 09:33:48 (1105d)
Top / 言語プロセッサ


概要
言語プロセッサは、あるコンピュータ言語で書かれたデータ(ソースプログラム)を、別の言語やデータ構造(オブジェクトプログラム)に翻訳するソフト。ソースとはsourceでもとになるもの、入力くらいの解釈でよい。反対にオブジェクトプログラムとはobject、目標と直訳する(なお、ここではオブジェクト指向とは意味合いが違う)。つまり資源を元に目標のものを生成する。というくらいの解釈である。
機械語を人間の読解容易なプログラミング言語に変換するもの、もしくはその反対の動作を行うものを指すことが多い。



目的

人間のコンピュータの操作性を向上させることである。例えば0と1だけの文章を見るよりは、print文などの方が可読性が高く、一目見て明らかに何をしているのかが分かり易い。

簡単な例

コンパイラやインタプリタ等が言語プロセッサの例である。

image1.png

分類

言語プロセッサの例として、アセンブラ、コンパイラ、インタプリタ、シミュレータ、エミュレータ、ジェネレータ等がある。

アセンブラ

アセンブラは、アセンブラ言語で書かれたソースプログラムを機械語のオブジェクトプログラムに翻訳するプロセッサである。アセンブラ言語とは、C言語よりもマシン語に近い、低水準言語である。

コンパイラとインタプリタ

コンパイラとインタプリタはどちらも高級言語(人間の読みやすい言語)で書かれたソースプログラムを機械語で書かれた(01で書かれた)オブジェクトプログラムに翻訳してくれるソフトである。違いはその翻訳とプログラム実行のタイミングである。コンパイラは一度に全てのプログラムを翻訳し、一度に実行してしまうが、インタプリタは一行翻訳し、一行実行する、という作業を繰り返す。これは、言語によって使用されるものが異なる。C言語などのコンパイラを使用する言語をコンパイラ言語、Pythonなどのインタプリタを用いる言語をインタプリタ言語という。なお、コンパイラがソースプログラムをオブジェクトプログラムに翻訳することをコンパイルという。

シミュレータとエミュレータ

他のOSでも同じように動作することを確認するため、環境を構築すること。人間が見える部分(インターフェース)を再現することを指すことが多い。エミュレータもシミュレータと目的は同じだが、エミュレータはインターフェースだけではなく内部の動作も再現する。

ジェネレータ

ソースプログラムを生成(generate)するもの。プログラムの一部をパラメータとして指定することで、残りのプログラムを自動的に生成する。

まとめ

言語プロセッサはコンピュータと人間の通訳をしてくれている。

リンク

http://www.kogures.com/hitoshi/webtext/hs-soft-taikei/index.html
http://www.kogures.com/hitoshi/webtext/hs-os-honyaku/index.html
https://www.geekly.co.jp/column/cat-technology/1910_023/
http://www.it-license.com/Program_language/Language_processor.html
https://xtech.nikkei.com/it/members/ITPro/ITBASIC/20021218/1/




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