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Microsoft Office365

Last-modified: 2014-07-29 (火) 13:38:59 (1793d)
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概要

一言でいってしまうと、Microsoft Officeの企業向けクラウドソリューション版。

元々はMicrosoft Business Productivity Online Suite(BPOS、ビーポス)というサービスがあったのだが、その後継版としてリリースされている。

プランと内容

公式サイトのこちらのマトリクスこちらのページが綺麗にまとまっているので、ご覧頂きたい。教育機関と行政機関用のものも同ページからリンクされている。

小規模用は月490円/ユーザ、中規模〜大企業向けはプランごとに660〜1980円/ユーザまで4つのプランが存在する。なお、価格はちょいちょい改訂されているようなので、そういう意味でもリンク先をご覧頂ききたい。

言ってしまえばオプション機能がどれだけ使用できるかによって複数のプランが用意されており。主な分岐ポイントとしては下記が挙げられ、該当する場合はランクの高いプランを使用がベター。

殆どのプランで利用可能なもの

  • クラウドベースの電子メール
    1ユーザあたり25GBなのは、Gmailを意識しているのだろうか。
  • 連絡先と予定表の共有
    上のものとこれで、Exchageサーバを使用したOutlookの代替となるイメージ。
  • イントラサイトの作成
    中規模以上のプランでは、300までのサイトが作成可能とのこと。
  • インスタントメッセージ、ネット通話、ビデオ会議
  • Webサイトの設置
  • メールのウイルス対策、迷惑メールフィルタリング
  • コミュニティサイトでのサポート
  • 24h電話サポート
    小規模向け以外。
  • Active Directoryとの統合
    同じく小規模向け以外。

プランによって利用できないもの

  • Web上のアプリからExcel/Word/PowerPoint/OneNoteのデータを作成・編集するか
    殆どのプランで可能だが、中規模用のうちの1つのプランのみ参照のみ
  • 法的要件にも耐え得るメールアーカイブ?
    訴訟等になった場合、端末にダウンロード済みのメールでは買い残の可能性ありとして証拠能力を疑われる場合があるとのこと。
    データ保全だけでなく、そういった意味でもアーカイブ?は非常に重要。
  • Excel等を含むOfficeのサブスクリプション
    このオプションがある場合、1ユーザにつき5デバイスまで取扱可能とのこと。
  • PBXの代替
  • ボイス機能メール

具体的サービス

  • Microsoft Exchange Online
    電子メールやスケジュールやToDoの管理と共有、連絡先の管理とシェアなど。
    スパム対策やウイルスへの対策機能、プランによってはメールボックス容量の無制限、アーカイブ機能、WebからだけでなくPCにインストールしたMicrosoft Outlookからのアクセスなどが可能。Googleで言えばGmailで、機能的には大きな遜色はない所見。
    PSTファイルに落としたり分割したりが楽だが、検索スピードは圧倒的にGoogleの方が早い。
  • Microsoft SharePoint Online
    内部向け・外部向けを問わないWebサイトの構築や、ドキュメント(データファイル)の共有が可能。
    Googleで言えばGoogleサイトGoogleドライブ(旧Google Docs)で、例えばExcelの数式(例えばSUBTOTAL)などGoogleで未対応のものがあったが、365ではその懸念がない。
    また、ワークフローも利用可能らしい。
  • Microsoft Lync Online
    音声やデスクトップ共有を含むWeb会議などが含まれるOffice Live Meetingと、メッセンジャー等のOffice Communications Onlineが統合されたサービス。
    アプリの共有やデスクトップの共有もでき、ショートメッセージの送信やチャット、Web会議も。
    Google Appsでもチャットや在席状況の把握などはできるが、Web会議はできない。
  • Office Professional Plus
    要は、PCにインストールしているOfficeのこと。
    今までは数万円でライセンスを購入していたが、プランによっては月額に利用料が含まれるため、長い目で見るとかなりのコスト削減効果が見込めるという所見。
    いままでは、切り替え時にライセンスを一括で購入して月々償却費を計上する形だったが、Office365を導入するとSG&Aとなるため、会計的な取り扱いが異なることは注意。
  • Office Web Apps
    上記OfficeのWebバージョンで、含まれるのはExcel、Word、Powerpoint、OneNote。
    もちろん編集はできるが、プランによっては照会のみ=編集機能を持たないため、Officeは別途必要となることもある。
    基本的に職場に張り付いて仕事をするスタイルであればWebバージョンだけでも問題ないかもしれないが、移動中に仕事をしたりネットワークトラブルなどを考慮すれば最終的に頼りになるのはローカルにインストールされた状態のため、Web Appsのみで仕事が成立するのは「ずっとオフィスで」というスタイルだけかもしれない。

Google Appsとの競合

思いっきり競合しているサービスとして、なんといってもGoogle Apps

正直、どちらも最低限必要な機能はあるため「どちらかを採用すると立ち行かない」ということは全くない。
個人的な感想としては、表面価格のGoogle Apps VS 機能のO365と言ったところか。

なぜ「表面価格」という記述したかというと、確かにキャッシュアウトという意味ではGoogle Appsは安いのだが、ユーザもIT部門も日本の殆どの企業は大昔からMicrosoft製品に親しんできたため、使い慣れないGoogle Appsへの切り替えによって既存のナレッジが流用できず、業務の滞りやそれらの問い合わせへの対応など、見えないコストが相当発生しているというのが実際に導入・運用してみた感想。

もちろん良い面は間違いなくあるのだが、表面上の価格だけ見て飛びついて、5円安い卵を10km離れたスーパーに車で買いに行くようなことがないように。

対して、O365が含むサービスはWebベースになったとは言っても大枠は使い慣れたものであり、操作性も問題ない。しかし、何点かコメントするならば、

  • 営業マンなど移動や出張が多い層は、Webへの接続が前提となる仕組みはあまり歓迎しないため、結局はローカルにインストールしたExcelやOutlookを使うことに。=必然的に月額が安いプランではなくなる
  • 機能が多彩なのは良いのだが、例えばメッセンジャーや通話などでいえばSkypeなど代替が可能な無料サービスは他にもある(もちろん、それらよりMS製品の機能が良いことは認めるとして)
  • ボリュームライセンス版のOffice Proの公式価格は6万円程度(たしか)。月額が1800円のプランだったとして、3年使ってようやく元が取れることはお忘れなく。今後のMicrosoft社のリリース方針次第だが、仮に同じバージョンが継続する場合はライセンス購入よりもむしろ高くつく可能性も。

といったところか。

結局、どうなの?

結局O365の何が良いかって、私は使い慣れたMicrosoft製品を、使い続けられることなのだと思う。
何をコンサバな・・・と思う人もいるかと思うが、資料を作ったり、書き物をしたり、誰かの書き物を読んだり、メールを出したり読んだりという「根源的な部分の仕事」やそれに使う道具は、変わってくれない方がありがたいというのが本音ではないだろうか。

今となっては当たり前になりつつあるが、場所やデバイスに縛られずに仕事ができるようになるということは素晴らしいし、良いものはドンドン取り入れていくべきなのだと思うのだけれども、世の中を見渡すと「革新的なビジネスをし続けている会社」「革新的な技術を必要とする会社」というのは然程多くなく、殆どは(言葉は悪いが)旧態依然としたビジネスをしている。それが良い悪いというのはさておいて。

そのため、大抵の場合、そこに求められるのは新たな製品やサービスの採用によるメリットの享受ではなく、使い慣れた道具を友に安定した商品やサービスを提供し続けることであることから、「変化せずに済む」や「すぐに適応が可能な程度の軽い変化で済む」というのも価値の一つなのかなと思う。

もう一つは、クラウドソリューションであればO365に限らない話だが、PCのキッティングやライセンス管理が楽なところだろうか。
PCはWindowsだけインストールし、社員ごとにライセンスを購入しておけば端末やIT資産の管理も非常に楽になる。
小規模企業だと「ふーん」程度だろうが、大企業になるとバカにならない。

参考URL




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