仕入先マスタ
Last-modified: 2016-04-22 (金) 16:12:11 (2897d)
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主要マスタのひとつである、仕入先マスタについて。
概要 †
仕入先マスタとは、ざっくり仕入先や乙仲をはじめ立替経費の支払先としての従業員など、基本的には営業/営業外問わず債務の計上先と言って差し支えない。
理由は、得意先マスタとの違い一般的には購買価格の決定プロセスにサプライヤ以外の登場人物が干渉しないこと、また購買分析用の登場人物を定義することがあまりないため、それらの用途がマッピングされることは少ないことに起因する。
ちなみに、技術名称がLIFNRであることはVendor/Supplierがドイツ語でLiefererであることに由来し、末尾2文字のNRはNumberを元にしていると思われる。
大括りな住み分け †
コード体系 †
基本的な考え方については番号範囲に譲るとして、大きくは登場人物の住み分けと似ている。
これにもう少し言えば、
- 情報検索の効率
- 範囲指定による機能の制御
- 可視性の向上によるミスの低減
といったところ。
上記を鑑みると、登場人物はどういった性質で分けられているか、その性質に合致するのは完全無意か否か、有意箇所があるならどの部分か、といったところから始めるのがベターか。
もちろん、〜のように検索でき、レポーティングできれば非常によろしいというニーズありきでデザインするのも一案であるし、むしろ論拠が明確であるため、犠牲にする要素があったとしても無下に攻撃を受けることもないかと思う。
詳細 †
他の主要マスタと同じく、階層構造となっており、下記に大別した。
但し、テーブルについては、あまりにも多いため仕入先マスタ/関連テーブル参照。
- 仕入先マスタ/一般ビュー
名称や住所など取引先として唯一無二の情報を保持し、Table:LFA1に格納される。
- 仕入先マスタ/消費税ビュー
仕入先が国ごとに持つ消費税登録番号を保持し、Table:LFASに格納される。
- 仕入先マスタ/銀行ビュー
仕入先の取引する銀行を保持し、Table:LFBKに格納される。
- 仕入先マスタ/会社コードビュー
統制勘定や本店勘定など取り扱う会社コード依存に住み分ける項目を保持し、Table:LFB1に格納される。
- 仕入先マスタ/購買ビュー
取引のデフォルト通貨やインコタームズなど取引する購買組織ごとに住み分ける項目を保持し、Table:LFM1に格納される。
まとめページ †
SAPのマスタ/トランザクションコード
仕入先マスタ/関連テーブル
SAPのマスタ/分野メニュー
関連ページ †
- 仕入先マスタ/ワンタイム仕入先
- 仕入先マスタ/一般ビュー
- 仕入先マスタ/仕入先
- 仕入先マスタ/仕入先価格決定区分
- 仕入先マスタ/会社コードビュー
- 仕入先マスタ/勘定グループ
- 仕入先マスタ/取引先機能
- 仕入先マスタ/海貨業者
- 仕入先マスタ/消費税ビュー
- 仕入先マスタ/請求元
- 仕入先マスタ/購買ビュー
- 仕入先マスタ/銀行ビュー
- 仕入先マスタ/関連テーブル
- 仕入先マスタ/項目ステータス
- 仕入先マスタ/預金種別
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