価格設定/価格条件タイプ
Last-modified: 2016-01-25 (月) 12:56:30 (2985d)
価格設定の世界における重要項目で、金額の計算方式や計算基準などを制御する。
概要 †
下記に、代表的な括りごとの項目詳細を記す。
なお、割り当てる検索順序については、リンク先参照のこと。
管理データ1 †
グループ条件 †
- グループ条件フラグ
グループ条件として、明細を跨った基準で算定したい場合に設定。 - 丸め差異比較フラグ
ヘッダレベルの条件値と明細レベルの積み上げを比較するか否かで、設定すると最も絶対値が大きい明細に丸め差異が調整される。 - グループキー登録用ルーチン番号
スケールの基準となる価格設定/条件基礎値を計算するルーチンを割り当てる。
変更可能区分 †
マスタデータ †
スケール †
管理データ2 †
テキスト決定 †
標準の条件タイプ †
- SKTO(現金値引)
価格設定の世界に支払条件の値引き率を引っ張ることができる。(※支払条件は同じコードで期間別に分けられるが恐らく最も率が高いもの?それとも、同じ期間の1と2でどちらか高い方?)
他にコントロール可能な要素は、品目マスタ/販売ビューの現金値引区分で、標準の価格決定表RVAA01のSKTOには限定条件009が割当たっている。
条件カテゴリはE。
- KP01(不完全パレットに対する追加料金)
不完全なパレットについては、得意先がペナルティの追加料金を支払う。
標準の価格決定表RVAA01に含まれている。
- KP02(混合パレット値引)
各明細の数量を累計し値引額を計算するグループ条件であり、割引額は各明細に配賦される。
品目マスタの基本数量単位が同一か販売単位への換算係数を持っている場合のみ?
標準の価格決定表RVAA01に含まれている。
- AMIW(最小受注金額)
価格グループをキーに最低の受注金額を設定でき、受注ヘッダの金額が満たない場合は、この金額が正味受注金額となる。
条件マスタに価格グループを設定し、伝票上の正味額とマスタ上の金額が比較され、差額は自動的に条件タイプAMIZ(最小追加料金)として上乗せされる。
なお、AMIWは計算の元ネタとなるグループ条件であり、各明細に配賦されるAMIZが実体と言える。
標準の価格決定表RVAA01に含まれている。
- EDI1、EDI2(得意先希望価格)
顧客の希望した価格で、受注伝票上でのマニュアル入力が可能。
EDI1では5%、EDI2では100%の差異があれば不完全と見做すことができ、不完全決定表に抵触する。
条件カテゴリはJ。
- HM00(マニュアル受注金額)
ヘッダレベルにマニュアルで入力するための条件タイプで、差額は正味額を考慮して明細に配賦される。
マニュアルで入力後に有効化させ、標準の価格決定表RVAA01に含まれている。
まとめ前のメモ †
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