条件テクニック/条件マスタ
Last-modified: 2014-06-26 (木) 11:04:33 (3585d)
任意に定義した条件とその値を組み合わせたマスタのことで、条件テクニックの構成要素の一つ。
個人的には、拡張性や汎用性などの高さからSAPがデザインした機能の中でもトップクラスに素晴らしいものと考える。
概要 †
大まかには「xxxの場合、yyyという値を提案する」という機能であり、条件タイプ・各種決定表・検索順序・項目カタログ・条件テーブル・条件レコードなどから構成される。
価格条件マスタと出力条件マスタが一般的であり、前者は価格決定表、後者は出力決定表が機能を司る。あとは、敢えて「条件マスタ」とは呼称しないが収益勘定・統制勘定における勘定決定表か。
価格条件マスタ †
販売管理の例だと、受注伝票タイプや販売組織などにより、伝票で使用する価格決定表が決定される。
*1
標準の価格決定表で言えば受注伝票タイプORにはRVAA01が割り当てられており、中にはPR00などの条件タイプが存在する。
条件タイプPR00には検索順序PR02が割り当てられており、?得意先/品目→?価格決定表カテゴリ/通貨/品目→?価格決定表カテゴリ/通貨/品目(外貨)→?品目という順序で条件マスタを検索することを意味する。
また、上記?〜?はそれらの切り口は項目カタログから任意のものを定義した条件テーブルである。
まぁ、実際にいじってみた方がよくわかるかと思う。
出力条件マスタ †
出力管理における条件マスタ。
組織やマスタなどの伝票項目から誰に・何を・どう出力するかを制御する。
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