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財務会計/当座照合

Last-modified: 2014-06-26 (木) 11:05:05 (3584d)
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概要

システムの中の入出金と、実際の銀行の当座預金口座の出し入れを齟齬が無いか突き合わせるプロセスのこと。
「当座照合」というくらいなので、普通預金でなく当座預金が対象となる。

昔の当座照合

当座預金には通帳が無いため、「当座勘定照合表」というレポートが要となる。

これは銀行側より書面にて通知される当座預金の入出金を記載してある表で、これをもって実際の動きを確認する。
なお、このレポートは、取り寄せの方法や頻度を指定することが可能。(ただし銀行ごとに異なる)

余程小さな会社でもなければ、月次で突合せをしてもズレの原因が分からなくなってしまうため、月次以上の頻度、はっきり言えば毎日合わせることが好ましい。

今の当座照合

今現在、大手の銀行では軒並みインターネットバンキングが利用可能となっており、いつでも口座の動きを照会することができる。
朝早くから夜遅くまで、或いは週末も利用できて極めて便利であり、便利過ぎて逆に「24時間営業でないことが不便」と思ってしまう程。

昔と違い銀行から届くことを待たずに済むこと、ライムラグやロスが無くなったことは実に素晴らしい。

「日締め」の概念

大抵の業務は、一か月を単位として「締め業務」を行うが、入出金に関しては「日締め」の概念が不可欠となる。

背景としては、下記の要素が挙げられる。

  • 入出金以外の業務では、抜け漏れや誤りがあった場合にバックデートで処理することも珍しくないが、入出金業務でのバックデート処理は有り得ないこと
  • 予定通りの入出金が行われているかをモニタリングすることは、資金繰りや会社の信用を損なうことがないためのリスク管理として非常に重要
  • 一日合わない日があると、基本的には、その日以降はずっと合わないこととなる

支払漏れ、期日の誤り、請求漏れ、単価誤り、先方負担のはずの手数料を当方負担で振り込んでくる、消費税の端数差異など合わない原因は様々。




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