財務会計/未転記伝票

総勘定元帳に記帳される前の会計伝票のこと。
英語ではParked document、単にParked、AR関連であればParked Invoiceなどと表現することもある。

概要

用途としては、伝票を転記するという行為は、即ち総勘定元帳に反映されるということであり、例えばノーチェックで費用の計上ができてしまった場合、その伝票を対象に含めた支払プログラムが動作し、FBデータが生成され振込がなされてしまう・・・という状態が想像できる。

これは全く管理や統制が行き届いていない状態であり、こういった状況にならないよう権限管理とあわせて、「担当者が未転記伝票を登録、上長がエビデンスを確認の上でそれを承認する」といった形で担保する。
トランザクションコードで言えば、担当者が使用するのがFV50などのFVシリーズ、上長が使用するのがFBV0。

まとめ前のメモ †

• テーブルの名称規則
  ホンチャンの格納テーブルの頭にVが付与されたのが未転記伝票のテーブルとなる。例えばVBKPFなど。
  ちなみに、転記されるとテーブル自体からレコードが消えるので注意。
• 未転記伝票を使えない伝票
  受取手形は、格納テーブルのBSEDの未転記テーブルVBSEDが存在しないため利用できない。
  ワンタイムは使えるのにね。

注意

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