財務会計/純資産
Last-modified: 2016-04-09 (土) 10:57:10 (2911d)
純資産とは、企業のすべての資産の総額から負債の額を差し引いた金額のことで、簡単に言えば会社の純粋な資産のこと。
概要 †
企業が持つすべての資産のうち、外部からの借り入れなど=負債によらない部分であり、資本金のほか繰越利益や資産の含み益などで構成され、資産の総額に対する純資産の割合が高いほど財務の状態が良好とされている。
かつては、資本や広義の自己資本あるいは株主資本と呼ばれていたが、2005年の企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」において正式名称として定義された。
自己資本と株主資本と純資産の違い †
株主資本と自己資本および純資産について、同義とする人もいるが厳密には下記であるとのこと。
株主資本=資本金+資本剰余金+利益剰余金+自己株式
自己資本=株主資本+その他有価証券評価差額金など
純資産=自己資本+少数株主持ち分+新株予約権
(※つまり、少数株主持ち分と新株予約権がない場合は自己資本イコール純資産となる)
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