財務会計/New-GL
Last-modified: 2014-06-26 (木) 11:04:51 (3563d)
ECCから新しく実装された機能である、新総勘定元帳のこと。
概要 †
特別目的元帳の後継とも言うべき機能で、計画・配賦・セット、変数、レポートペインタ、ロールアップ?は従来どおり利用することができる。
従来の総勘定元帳との差異 †
- テーブル構成
従来はGLT0という集計テーブルがあり、事業領域と勘定くらいしか切り口がないが、New-GLの場合は、FAGLFLEXTが集計テーブル(明細テーブルはFAGLFLEXA)で、従来の切り口のほか元帳や利益センタやセグメントなどの取り扱いが可能となる。 - 複数元帳
元帳という切り口があるということは、例えば日本の従来の会計基準と国際会計基準など元帳を複数定義可能 = 複数基準会計に対応することを意味する。
また、利益センタ会計も統合されているとのこと。 - 新しい組織定義
セグメントと呼ばれる、新しい組織定義が登場した。
なんでも事業領域に取って代わるものらしく、今後はこちらが主たる組織構造となるとのこと。 - 伝票分割
オンラインスプリットという機能によって、今まで面倒な思いをして作成していた組織別B/Sを、組織別に金額を割ってくれるらしい。
補足 †
- なお、New-GLを有効化してもFI-SLは従来どおり使用する事ができ、「こっち使うからあっちは使えない」というような制約はない。
- 余談だが、若手のコンサルと会話したところ、すっかりNew-GL世代だったようで、事業領域を知らなかった。もうあまり使わないのかな?
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