財務会計/会社コード
一般的には、「法人である」と解釈して差し支えない。
概要 †
SAPにおいて、ひょっとしたら最重要かもしれない組織定義で、マスタなり機能なりレポートなり権限なり、もの凄く多くの要素をコントロールする。
但し、会社コードの定義自体と言えば下記のもの程度で、多くの要素はグローバルパラメータ経由で設定するため、リンク先を参照されたい。
単体で持つ意味付け †
データの格納先テーブルは、T001。
アドレス †
その名の通り、アドレス。
個別管理でなく、アドレス番号により集中アドレス管理とのリンクが図られている。
国コード †
その会社が存在する国コード。
実はこれによってウラで国別要件の機能が走る/走らないが判定されていたり、国コードと紐付いている税決定表が間接的に紐付いたりする。
基軸通貨 †
その会社が基軸とする通貨コード。記帳通貨といったほうがわかりやすいかもしれない。
日本の導入しかしない場合はあまり気にする対象にならないかもしれないが、管理領域通貨や消費税管理との絡みから、重要な意味を持つ。
言語キー †
ここで定義する言語キーがどこに効くのかはよく理解できていないが、基本的には日本法人ならJA、それ以外ならENで困ったことはあまりない。
他モジュールとのかかわり †
会社コードの上位構造 †
会社コードの下位構造 †
定義例 †
カンパニー制を採用している会社ではその限りではないが、一般的には法人ごとに設定すると考えて差支えない。
例えば、JRグループが一斉にひとつにまとまるSAP導入を決定したとすれば、管理領域はJRグループ、会社コードはJR東日本、JR西日本、JR東海などをマッピングする。
筆者は、間接部門の重複などネガティブな印象を持っているのだが、カンパニー制を採用している企業ではそれもアリ。
ただ、個人的には「事業部会社コードと関係会社の本物会社コードが混在するのは、粒度が揃っていないので気持ちが悪くてイヤ」というのが正直なところ。
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