購買管理/ERS
Last-modified: 2015-11-26 (木) 12:48:39 (3046d)
ERSとはEvaluated Receipt Settlementの略で、発注入庫を基準に買掛(請求書照合)を行うこと。
トランザクションコードはMRRLだが、殆どの場合ジョブによる自動処理を行う。
概要 †
入庫検収基準を用いるのであれば、サプライヤからの請求書を待たず入庫により買掛金を自動計上する。
内容がVendor Invoiceと違えば追加請求/追加クレメモで調整するが、本来的には出力管理を使用することで、決済に関する通知をサプライヤに送信することで早期に齟齬を是正するのだろう。
便利でいいじゃん!の一言・・・という人もあるが、こういった周辺要素を鑑みず「いちいち計上しなくて済むから楽」では少々雑というもの。
なお、この機能で登録した請求書照合伝票の転記日付は、システム日付になるという仕様があるため、大抵はカスタマExitで入出庫伝票の転記日付などに書き換える。
この処理を利用可能であるのは納入をベースにする買掛の認識であり、当然ながら実際の納入よりも所有権と危険の負担の移転が早い輸入取引では利用できない。
つまり、利用するケースの殆どは国内取引となる。
使用できる前提 †
- 間接的な前提条件
購買発注伝票に提案するためのネタとして。- 仕入先マスタ/購買ビュー
ERSフラグ、入庫基準請求書照合フラグが設定されていること - 購買情報
ERS不可フラグがOffであること - 購買情報および条件マスタ
税コードを誘導できること。
- 仕入先マスタ/購買ビュー
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