SAPの共通用語/ユーザマスタ
Last-modified: 2016-07-13 (水) 15:06:07 (2816d)
SAPの利用者マスタのこと。
概要 †
構成 †
ユーザマスタは、下記の要素で構成される。
- アドレス
性、名、住所などについて、得意先マスタ等と同様に保持する。
通常は、名前だけで良いだろう。 - ログオンデータ
- SNC
って何だろう。 - デフォルトデータ
- 開始メニュー
T-Code:SPROを割り当てたり。けっこう便利。 - ログオン言語
環境ごとの初期値。翻訳のチェックなどに便利。ブランクだとOSの言語とかを見るのか? - 数字表示形式、日付表示形式、時間表示形式
標準機能なりアドオンレポートなりの出しっぷりを変えるため、利用する国毎に変えたりする。
特に、日付については国によってDD/MM/YYYYだったりMM/DD/YYYYだったりするが、間違いやすいのでユーザレベルで持たせた方がいい。
なお、時間については別に好き嫌いだけの話なので結構どうでもいい。 - スプール制御
SAPでの取り扱うデフォルトのプリンタを出力デバイスに、スプール登録後に直ちに印刷するのであれば即時印刷フラグを立て、印刷後にスプールから消すならば出力後削除フラグを立てる。
すぐに消せばディスク容量の節約にはなるかもしれないが、出力後の削除はトレーサビリティが下がるのであまりお勧めしない。 - タイムゾーン
複数の国で使用する場合に設定する。未設定であればシステムのタイムゾーンが適用される。
なお、SY-DATUMはサーバの日付、SY-DATLOがユーザのタイムゾーンを加味した実行日付である。 - CATTフラグ
何に使うの?
- 開始メニュー
- パラメータ
ユーザパラメータを予め割り当てておくことが可能。
便利なだけでなく、ユーザパラメータが割り当てられていなければ処理を撥ねたり、アドオンロジックの判断基準にしたり、MMPI_READ_NOTEのように機能を制御するものもある。 - ロール
権限ロールを割り当てる。 - プロファイル
権限プロファイルを割り当てるが、通常は権限ロールから生成したものを適用するので、あまり使わないだろう。 - グループ
ユーザマスタの一括更新用や権限チェック用などの用途で、ユーザグループを割り当てる。 - パーソナライズ
よくわかりません。 - ライセンス
よくわかりません。
関連 †
テーブル †
- USR++ 01-40くらいまでのテーブルがあり、だいたい使用するのは一桁シリーズ。
- V_USR_NAME ユーザの性、名、氏名が表示できる。
トランザクションコード †
- S_BCE_68001419 ユーザに割当されているロール
- S_BCE_68001426 権限を保持するトランザクションコード(ユーザ別)
- S_BCE_68001427 権限を保持するトランザクションコード(プロファイル別)
- S_BCE_68001428 権限を保持するトランザクションコード(権限オブジェクト別)
- S_BCE_68001429 権限を保持するトランザクションコード(なんでも)
- S_BCE_68001430 ユーザ・ロール・プロファイル・権限オブジェクトなどの差分比較(RFC可)
- S_BCE_68001439 ユーザマスタの変更履歴
- S_PH0_48000109 ロール別のユーザ比較
- S_ALR_87101194 標準ユーザパスワードのチェック
- S_ALR_87101199 ユーザマスタレコード数
- S_ALR_87101200 ユーザ一覧
- S_ALR_87101201 現有効ユーザ一覧
- S_ALR_87101202 初期パスワードが設定されているユーザ
- S_ALR_87101206 ABAP 権限のあるユーザ
- S_ALR_87101207 CTS を使用できるユーザ
- S_ALR_87101211 RFC 機能を実行できるユーザ
- S_ALR_87101321 ユーザ/プロファイル別権限設定 Object
- S_BCE_68001393 アドレスデータ別ユーザ
- S_BCE_68002111 重要な権限を持つユーザ
- S_BCE_68002311 ユーザの変更文書
- S_PH0_48000109 ユーザマスタデータ比較
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