トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

SAPの基本操作

Last-modified: 2020-01-09 (木) 15:13:38 (647d)
Top > SAPの基本操作


SAPの基本的な使い方を。



概要

まずはGUIのインストール。
これ自体は簡単で、よくわからなければ全部Onにすればよい。
こうすれば、重いが、何かが足りなくなることは無い。
ファイルとパッチは、大抵プロジェクト推奨のものが共有サーバなどに格納されているため、これを使うこと。
もし無ければ、PMに断りを入れたうえでWebにあるものを落として入れよう。

既に稼動している場合は、必ず情報システム部あるいは保守ベンダが正とするバージョンを入れること。
「想定しない新しいものを入れて、トラブルがあっても困るんです!!」なんて言われてゲンナリしたことがある。稼動後何年も放置しておいた癖に・・・と思ったが、システムはシステム屋のものではなく客のものなので仕方ない。

メニューについて

メニューには、ユーザメニューとSAPメニューがある。

ユーザメニュー

利用ユーザの業務に基づいて権限ロールを設定し、その内容に基づき表示することができる。

SAPメニューでは、数多くのメニューが用意されているため、逆に言えば利用しないトランザクションコードが表示されることによって見づらくなってしまったり、ユーザが混乱してしまったりすること、また当然ながらアドオン機能は組み込まれていないため、これを含めた形で構成するために定義する。

基本的に権限ロールに基づくメニュー構成は、複数の権限ロールのものが足し算で表示されるため、冗長な表示にならないよう留意すること。

メニューのみならず、トランザクションコードの翻訳漏れに注意。

SAPメニュー

SAP標準で定義されているメニュー。
当然ながらSAPで利用可能な機能が数多く表示されているため、「あ、こんな機能もあるんだ」という新たな発見があることも含めて、こちらを利用する価値は充分にある。

が、ユーザメニューの項で触れた通り、多すぎてよくわからないだったりアドオンが含まれないということもあり、こちらを本番運用で利用しているユーザは多くない。

またトランザクションバリアント経由での標準トランザクションコードの利用を前提とするため、直接使用されたくない場合などもSAPメニューの利用は回避される。

テーブルSSM_CUSTについて

セッションマネージャとプロファイルカスタマイジング用の設定値を格納するテーブル。
そのインスタンスがSAPメニューを使えるかなどを定義し、コンテンツ自体はテーブルSSM_CIDに格納される。クライアント非依存。

SM30で"SAP_MENU_OFF"のレコードの値を大文字で"YES"とすることで、システム全体のSAPメニューを非表示にすることができる。
また、ユーザメニューを非表示にするには、データレコード "ALL_USER_MEN US_OFF" に大文字で"YES"とすることで可能となる。

SAPメニューエントリポイントの変更は、トランザクションコードSSM2で指定する。
設定がない場合は、標準エントリポイント(分野メニューS000)が使用される。

テーブルUSERS_SSMについて

クライアント依存で、SAPメニューやユーザメニューを利用可能か、ユーザごとに規定する。

左上のハコについて

ここに下記の要素を直接入力することによって、手早く操作ができる。

  • トランザクションコード
    第一画面(Session Manager)だと直接入力すればよいが、別機能からだと下記の使い方がある。
    トランザクションコードは、例としてFB03。
    • /nFB03
      現在のセッションで実行。
    • /oFB03
      新しいセッションを開いて実行。既に6つ開いていると怒られる。
    • /*FB03
      現在のセッションで実行し、第1画面をスキップ。
  • 機能コード
    • /n
      現在のトランザクションを終了
    • /i
      現在のセッションをクローズ
    • /o
      セッション一覧の表示
    • /nend
      確認ポップアップありの一括ログオフ
    • /nex
      確認ポップアップ無しで強制ログオフ
    • /$sync
      全ユーザバッファのクリア。クライアント非依存?

レポートについて

各種ALVレポートや画面の格子状の個所について、Ctrl + Yで一括選択することができる。
例えば、ME2L(仕入先別購買発注伝票リスト)をALVで表示し、Ctrl + Yを押した後で範囲をドラッグし、Ctrl + Cを押すとまとめてコピーができる。
Excelに貼り付けてちょっと計算するなど、かなり作業効率が違う。

メニューの右側について

ここには、例えばユーザ企業のロゴを入れることができる。
実際に利用するユーザだけでなく、導入側の技術者の気分も幾ばくかは盛り上がりを見せるため、是非、設定しよう。
また、環境ごとに少しばかり変化をつけると、対象クライアントを間違うという初歩的なミスを低減することもできる。

方法は、トランザクションコードSMW0を使用して、システムに登録する。オプション "バイナリデータ" を選択すること。イメージは GIF形式で保存することができる。

次に、SM30でテーブルSSM_CUSTに、キー "START_IMAGE" でデータレコードを登録し、SMW0で定義したイメージの名称を設定する。

イメージをウィンドウサイズに合わせて自動的に調整するか、第一画面の右側の中央に配置するかを設定することもできでき、これにはSSM_CUSTのエントリ"RESIZE_IMAGE"と "YES" または"NO"のある行が使用される。

また、SSM_CUST の"HIDE_START_IMAGE" を"YES"とすることで、ユーザにイメージが見えないよう非表示にすることもできる。

ヘルプ

F1ヘルプ

ある画面上の項目を選択してF1キーを押す事で項目の意味情報をポップアップで確認する事ができる、意味ヘルプとも呼ばれる機能。
出てくるポップアップ上のテキスト文章は、ABAPディクショナリで設定可能。

どちらかというと、ユーザよりはベンダの方がよく使う機能。

F4ヘルプ

ある画面上の入力項目を選択してF4キーを押す事で項目に対する入力可能値をポップアップで確認する事ができる、入力ヘルプ検索ヘルプ、Search Functionとも呼ばれる。
ポップアップ上の入力可能値は、ABAPディクショナリで設定可能。

  • 優先順位
    ひとつの項目に対して検索ヘルプとチェックテーブルなど重複して設定されるケースが存在するが、その場合でもひとつのF4ヘルプしか利用する事ができないため、下記の優先順位で決定される。
  1. Dynpro上の入力ヘルプ
  2. 項目の検索ヘルプ
  3. チェックテーブルの検索ヘルプまたはテーブルキー
  4. データエレメント検索ヘルプ
  5. ドメインドメイン値
  6. (データ型が、時刻や日付の場合)時刻&カレンダ
  • Personal Listについて
    ヘルプのボタンの一つとして、Personal Listがある。
    よく使う値のお気に入り登録のようなものなので、検索機能が使いづらいというお客さんに教えてあげよう。殊のほか喜んでもらえる。

メッセージヘルプ

オペレーション上で表示されるメッセージは文字数に制限があるため、内容を充分に説明できない場合もある。
そのため、メッセージクラスのメッセージ番号ごとに長文で定義された補足説明を照会することができる。

オプション

メニューバーの右端のカラフルなボタン(Local Layout Customize)で、色々と設定の変更ができる。

よく利用されるマウス操作でコピペができるクイックカット&ペースト*2機能のOn/Offや、フォントや文字サイズの変更もできる。
但し、経験上、色々変更してみても結局デフォルトに回帰することが多いが。

また、サブメニューのオプションから変更できるsettingは、画面表示にも密接に関わってくるため、マニュアルに貼り付ける画面コピーとユーザ毎の初期設定が噛み合わず末端の利用者が混乱してしまうといった状況を招くこともあるので、その点は注意したい。

具体的には、GUIのテーマ、プルダウンメニューにコード(キー)を表示するか否かや、そのキーでソートするか否か等が挙げられる。

個別トピック

印刷について

ローカルPCのOSがWindowsでアクセス方法をGにすると、Windowsの印刷ポップアップが表示されて、そこからフロントエンド印刷となるが、このポップアップはキャンセルできない
これはスプールがこの時点で正常出力となるため、キャンセルできてしまうと実態に即さないことになるための対応らしい。
実際は鬱陶しくて仕方ないのだが、GUI710のパッチレベル16からキャンセルできるようになったらしい。

トラブル発生時の好ましい対応

実施したい処理を行うことができない或いはエラーが出て先に進めないなどはよくある話で、これを解決するのは情報システム部だったりアプリケーション保守ベンダだったりする。
利用者にとっては、さぞかしストレスフルだろう。

さて、ここでは問い合わせをされる側の話をする。
はっきり言って、「エラーが出た」とか「不具合で」という漠然とした話をされても対応できないし、思い込みや怒りに支配されていると問診もままならない。

そこで、下記をお伝え頂くようお願いしたい。

  • どの画面で(メニューパス、トランザクションコード)
  • どの項目に何を入力したか、或いはどのボタンをどのタイミングで押したか(品目コードにxxx、プラントにyyyを入力して実行ボタンを押したらetc)
  • どのような結果になるか(xxxという赤いメッセージが下に出てくる、yyyというポップアップが表示される、実行時エラーになるetc)

これが最初に聞ける場合とそうでない場合では、問題の解決スピードがざっと8倍は違う。(医療と一緒で初動が大事)
早期解決は誰しもが望むところなので、「なんでこっちがやらなきゃいけないんだ」という思いには一旦フタをして、お試し頂きたい。

ちなみに、画面下部にメッセージが表示される場合は、その部分をダブルクリックするとメッセージ番号が表示されるので、そこも合わせて連絡頂けるとSo good。




【スポンサードリンク】
  





コメントはありません。 Comments/SAPの基本操作?

お名前: