SAPの拡張手段/レポートペインタ
主に財務会計と管理会計で利用される、SAP標準のレポーティングツール。
構成 †
ライブラリ †
ペインタやライタでの最上位要素。
そのレポート郡がどのテーブルをデータソースとするか、切り口にあたる特性は何を使用するか、数量や金額などの集計対象である基本キー数値やキー数値としてどの項目を取り扱うか、などを定義する。
ジョブ †
ライブラリの下位構造であり、原価センタ実績明細など関連機能との紐付けや、後述のレポートを割り当てたりと、実際の実行を制御する要素と考えていい。
なお、レポートを起動したときの名称はレポートでなくジョブの名称が表示されるため、名称をユニークにしたければ実質1:1でジョブとレポートを定義する必要がある。
なお、ジョブはENログオンするとレポートグループと表現されている。
レポート †
実際の切り口や選択条件および表示する列などを定義する、まさにレポートそのもの。
作り方にクセはあるが、慣れると便利。
標準レイアウト †
レポートレイアウトの雛形のようなもので、ページの幅や高さ、合計を上に出すか下に出すか、ゼロはゼロで出すかブランクで出すか、小数点以下の桁数などを定義する。
書式 †
行への上下線設定や列タイトルのテキスト表示形式などを設定する。
特に列への設定は書式グループと呼ばれ、列幅や余白および小数点以下桁数などを列ごとに設定することができる。
モデル †
いちいちゼロベースで作るよりは、似通ったものを取り込んだ方が効率が良いに決まっている、ということで、レポートで使用するための雛形のようなもの。
レポート作成中に、編集→行(または列)→行モデル取込(または列)で利用可能。
変数 †
値そのもの、論理式、選択画面の属性などを定義する。
レポートを直接変更しなくても修正できる分、使いでがある。
まとめ前のメモ †
翻訳 †
多言語対応を参照のこと。
表示画面で原価センタ等をツリー表示する方法 †
S_ALR_87013627のように表示画面でツリーにするためには、一般選択で「展開あり」として、レポートの選択画面のボタンに「バリエーション」が表示されたらok。
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