グローバルトレード管理/予定諸掛 の変更点
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[[諸掛管理>グローバルトレード管理/諸掛管理]]において、ある意味では確定結果の投入とデータ管理以上に重要な役割を持つ機能で、[[GTM>グローバルトレード管理]]を導入する大きなウマミの一つ。 その目的は、ざっくり言えば、''コストを計上する期間帰属を正す''こと。 金額は概算であっても、とにかく期間帰属を正すことが重要。 例えば、従来の把握の方法だと、費用計上はエビデンスたる請求書の到着をもって確定伝票として行われるのだが、その「請求書の到着」は外部プロセスであり、必ずしもタイムリーではないため、売上との期間帰属が乱れることが多々ある。 【予定諸掛を使わない例】 |要素|当月|来月|合計|h |売上|RIGHT:250|RIGHT:0|RIGHT:250| |売上原価|RIGHT:120|RIGHT:0|RIGHT:120| |諸掛|RIGHT:0|RIGHT:80|RIGHT:80| |粗利|RIGHT:130|RIGHT:-80|RIGHT:50| これだと、当月は諸掛分が全くカウントされずに粗利の額がやけに大きく、諸掛の請求書が到着する翌月は諸掛分のコストのみが計上され、粗利はマイナスとなる。 2か月間を通しで見れば帳尻は合うのだが、月次の数字は歪なものとなってしまう。 そんなのグロスで見れば目立たないでしょ?という人もいるかもしれないが、[[GTM>グローバルトレード管理]]の導入企業たる商社においては契約別など細かい粒度で採算を把握することが多いため、悪目立ちする。 そのため、この予定諸掛という機能を使用し、見込みの金額で売上計上と期間帰属を合わせ、金額が確定したタイミング(請求書受領)で''予定との差額''を計上する流れとなる。 【予定諸掛を使う例】 |要素|当月|来月|合計|h |売上|RIGHT:250|RIGHT:0|RIGHT:250| |売上原価|RIGHT:120|RIGHT:0|RIGHT:120| |諸掛|RIGHT:BGCOLOR(yellow):70|RIGHT:BGCOLOR(yellow):10|RIGHT:80| |粗利|RIGHT:BGCOLOR(yellow):60|RIGHT:BGCOLOR(yellow):-10|RIGHT:50| これによって、合計した結果は変わらないものの、当月~来月のデコボコが小さくなり、損益の期間帰属の把握精度が向上することとなる。 ~ ~ CENTER:【スポンサードリンク】 #htmlinsert(amazon_book_sap_system_implement) ~ ~ ---- #pcomment(reply)