[[与信管理]]における最上位の組織で、得意先に対する与信限度の設定・管理を実施する単位。
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* 概要
[[得意先マスタ]]の販売エリアに割り当てたりするが、[[会社コード>財務会計/会社コード]]を跨って割り当てることも可能。
会社の要求に応じて、中央組織かローカル組織かを選択し、[[与信管理]]を行う。
ちなみに、原則として[[会社コード>財務会計/会社コード]]以上に細かくしてはならない。
何故なら、そもそも[[与信管理]]というものはリスク管理であり、部門ごとに行うことはそぐわず少なくとも会社単位で行うべきことであるため。
もちろん国内や輸出といった単位で組織が分れていれば事実上は部門別となるが、それは相手先が完全に重複しないことが分かっているためであり、複数部署が同じ得意先と商いをする場合、あくまで会社としてヘッジすべきリスクは各部門の合計となる。
グループ会社・グローバル会社においては、会社単位と言わずアジアやEUという大きなリージョンで包括的に管理することがより好ましいのだが、回収責任や営業責任という意味では責任はあくまで法人に帰属するため、会社単位で差し支えない。
* まとめ前のメモ [#df7fd102]
-適用される与信管理領域の設定の優先順位
ユーザExit→[[与信勘定>与信管理/与信勘定]]([[支払人>得意先マスタ/支払人]])の[[販売ビュー>得意先マスタ/販売エリアビュー]]→[[販売エリア>販売管理/販売エリア]]のコンフィグ→[[販売組織>販売管理/販売組織]]の属する[[会社コード>財務会計/会社コード]]
-更新規則
--更新グループ12
未処理受注金額(S066)と未処理出荷金額・未処理請求金額(S067)の両方を更新
--更新グループ15
未処理出荷金額、未処理請求金額(S067)を更新
--更新グループ18
[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]のない取引は、更新グループに関係なく自動的に更新
-与信管理領域通貨
会社コード通貨と異なる通貨を指定することができ、その場合は総債権額は与信管理領域通貨で再計算される。
-与信限度額の初期値
与信管理領域ごとに、[[与信マスタ>与信管理/与信マスタ]]の限度額の初期値が定義できる。
[[与信マスタ>与信管理/与信マスタ]]の自動登録オプションとあわせることで、新規登録した[[得意先マスタ]]に対する[[与信マスタ>与信管理/与信マスタ]]を正しく登録する前のオーダーの登録を抑制できる。
-[[与信マスタ>与信管理/与信マスタ]]の自動登録
[[与信管理領域>与信管理/与信管理領域]]に、[[リスクカテゴリ>与信管理/リスクカテゴリ]]、[[与信担当者グループ>与信管理/与信担当者グループ]]、与信限度額の初期値を設定することで、[[得意先マスタ]]を登録すると与信マスタ]]が自動登録するようにできる。
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