[[得意先マスタ]]の情報について、[[会社コード>財務会計/会社コード]]や[[販売エリア>販売管理/販売エリア]]に依存しない名称や住所などの共通項目を格納する場所のこと。
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* 概要 [#re040385]
管理する項目は、住所や名称、[[連結の観点での法人の性質>財務会計/連結会社]]、電話番号、通信手段や言語など、その法人や営業所を一意とする項目を保持する。
なお、多言語グローバルパッケージとして、[[国際アドレスバージョン>SAPの共通用語/国際アドレスバージョン]]を使用し、様々な言語で名称や住所を保持することも可能となっている。
しかしながら通常の検索ヘルプなどで表示されるのは[[国際アドレスバージョン>SAPの共通用語/国際アドレスバージョン]]なしの名称や住所に保持する内容であるため、一般ビューはローカル言語、[[国際アドレスバージョン>SAPの共通用語/国際アドレスバージョン]]に英語表記という使い方がベターかと思う。
* グローバル導入時における一般ビューのメンテナンス [#tcd6a3fc]
[[販売エリアビュー>得意先マスタ/販売エリアビュー]]は使用する部課、[[会社コードビュー>得意先マスタ/会社コードビュー]]は利用する会社ごとに好きにメンテナンスすればよいが、全ての関連先で参照されるこのデータだけは共有部分となる。
そのため、例えば「ウチの会社が請求書出し終わってから変更して!」「でも時差が!」など各種利用先によって更新時に不都合が見られることもある。
そのメンテナンスは誰がやるんだとか、マスタの管理部署なんてないから本社がやれとか、権限設定はどうするんだとか、緊急時対応はどうするんだ etc。
SAP本来のコンセプトとしては、一般ビューというのは法人であったりその支店であったりと唯一無二の存在でなければならないのだが、上記のような問題に対応するため、同じ性質を持つ[[勘定グループ>得意先マスタ/勘定グループ]]であっても法人格ごとに定義する場合もある。
これは[[仕入先マスタ]]にも言えることだが、頑張って頑張って集中管理するよりかは、ローカル法人ごとに管理する方が実務上は良いのだ。
ただし、関係会社間のAP/ARの把握や内部利益の可視化のためにグループ会社だけは集中管理した方がよいという所見。
ネックになるメンテナンスも、グループ会社に限れば改廃の頻度は高くないことも論拠となる。
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