[[得意先マスタ]]について、その登場人物の色分けをする要素であり、[[販売ビュー>得意先マスタ/販売エリアビュー]]の一部。
* 概要 [#zd9a5bf4]
英語表記のPartner Functionの方が、しっくりくるかもしれない。
要は商いの中でどのような位置付けで登場してくるか、ということ。
つまりコンセプトとしては''外的なもの''の管理に軸足が置かれているという所見だが、それらのグルーピングやレポーティングのネタを埋め込むものとしての''内的なもの''の管理機構としても重要な役割を果たす。
特に、[[仕入先マスタ]]や[[購買管理]]における伝票入力では割とシンプルな商流であることが多いため然程ニーズが強いわけではないが、[[販売管理]]においては多様な管理ニーズの受け皿となっている。
他のパッケージでは、そもそもこの概念が無く、[[販売管理]]上も[[受注先>得意先マスタ/受注先]] = [[支払人>得意先マスタ/支払人]]で決め打ちだったりする。
** SAP標準の取引先機能 [#x45f58ec]
ちなみに、内部と外部でコードが違うので注意。
|取引先機能|コード|補足|h
|得意先階層 1|1A||
|得意先階層 2|1B||
|得意先階層 3|1C||
|得意先階層 4|1D||
|SP 契約リリース発注|AA||
|[[受注先>得意先マスタ/受注先]]|SP|[[受注伝票>販売管理/受注伝票]]の支配者|
|IS-PAM: 証明書所有者 |AI||
|IS-PAM: 担当 |AR||
|申請者保証|AS||
|SH 契約リリース発注|AW||
|IS-PAM: 伝票受信者 |BE||
|IS-PAM: Chiffre Rec.|CE||
|IS-PAM: DU 受信者 |DE||
|IS-PAM: Acc.Deb.Rec.|DK||
|IS-PAM: DU 送信者 |DS||
|受取 CD 倉庫|EC||
|(No Description)|EM||
|エンドユーザ (貿易)|EU||
|IS-PAM: 広告主|IS||
|IS-PAM: 競合他社|KT||
|[[請求先>得意先マスタ/請求先]]|BP|[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]を半分くらい支配|
|[[支払人>得意先マスタ/支払人]]|PY|[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]の支配者|
|特殊在庫取引先|SB|[[預託>販売管理/預託品販売]]プロセスで、倉庫会社などの中間業者として利用可能|
|得意先タイプ 4|SO||
|安全シート発行先|SR||
|[[出荷先>得意先マスタ/出荷先]]|SH|[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]の支配者|
** どのように利用されるか [#n3e7c76d]
-[[販売管理]]での利用
--各種[[伝票>SAPの共通用語/伝票]]の支配者として
---[[受注伝票>販売管理/受注伝票]]
---[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]
---[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]
--[[価格設定]]の要素として
よくあるのは[[受注先>得意先マスタ/受注先]]と[[出荷先>得意先マスタ/出荷先]]で単価が決まるケース。
Unit Priceのみならず、例えば[[スケール>価格設定/スケール]]の掛かり方が違ったりと、ツブシの効く表現手法である。
--[[LIS>SAPの拡張手段/LIS]]の切り口として
下記の[[CO-PA>管理会計/収益性分析]]の下位互換機能であるため昨今では強いニーズこそないが、手軽さは特筆すべきだと思う。
ユーザ部門の情シス程度のレベルでもありものでレポートを作るくらいはできてしまうわけだから、もう少し評価されてもいい機構なのかなと。
-[[収益性分析>管理会計/収益性分析]]での利用
--[[特性>管理会計/特性]]の一つとして
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