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商品売買に関する記帳方法の一つ。
* 概要 [#t485d638]
売上・仕入・商品勘定および類する勘定を使用して計上する方法で、具体的には、前期の在庫の残高と当期の仕入を足したものから当期の在庫の残高を引いた値を[[売上原価>財務会計/売上原価]]とする、というもので、[[三分法>財務会計/三分法]]・[[五分法>財務会計/五分法]]・[[七分法>財務会計/七分法]]・[[九分法>財務会計/九分法]]がある。
詳細はリンク先を参照頂くとして、簡単に言えば値引きや返品勘定も含めるか否かが違いとなる。
これらのルールを採用するメリットは、簡便な処理ができること、これに尽きる。
そのため、コンピュータシステムが発達する前によく用いられた。
が、この手法が決定的にダメな理由として、''会計期間を締めるまで、[[売上原価>財務会計/売上原価]]がわからない''という欠点がある。
リアルタイム性が重んじられる現代においては、速報ベースの業績が見られないことは、それだけで赤点である。
(こう言うと、「手元管理している原価の数値を使うのでok」という輩もいるが、結局は誤差が出るし、ポリシーの無い数字の二重管理はSAPの思想に反する)
また、メリットの「簡便な処理ができる」ということも、人間がマニュアル処理すると大変だというだけであって、SAPをはじめとしたERPパッケージであればシステムが自動で計算してくれるため、今日においては長所たり得ない。
これだけ会計の理論もコンピュータシステムも進化を遂げている中、「適用している会計のルールだけが古い」というのは残念でならない。
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